平成30年10月4日(木)於 神田明神会館

このたび「第六回 野村胡堂文学賞」の授賞式の運びとなりました。
作家クラブ初代理事長の野村胡堂氏の生誕日が10月15日ということで例年その前後の日に開催されます。併せて氏の記念碑が神田明神内にあり、会場も神社側からの協力をいただき、開催場所にいたしております。

当賞は、日本作家クラブの設立60周年記念事業として設立されたのですが、実施は5年後の2014年1月31日に第一回授賞式となりました。本年度は創立69周年事業となり、来年度に70周年記念事業を行う予定です。
本年度の受賞作は、秋山香乃氏の『龍が哭く』に決定いたしました。幕末の長岡藩の軍事総督河井継之助の長岡藩の独立を目指し、奔走壊滅した男の散り際の美徳を著した本です。河井継之助への新潟での善悪の評価は分かれるものの、新政府に迎合することなく会津藩との義理に徹し、わが道を行った長岡藩の幕末の顛末をお楽しみください。
日本作家クラブは、野村胡堂氏にちなみ歴史ものにちなんだ会員が多いですが「作家」の概念を、「自分の思いを広く大衆に伝える人」に拡げ、写真家、芸能人、歴史研究家など幅広い会員を集めています。是非、皆様の会へのご参加をお願いいたします。

授賞式のあと、祝賀懇親会も開催されますので、参加してもらい歴史にまつわる話、自分の思いなどで大いに盛り上がりましょう。