一般社団法人日本作家クラブ(理事長・竹内博)が主催しております第13回「野村胡堂文学賞」(株式会社「ファミリーマート協賛」)の受賞作品は、作家の赤神諒(あかがみ りょう)氏の歴史小説『碧血の碑』(小学館刊)に決定しました。
受賞作決定の公表日10月15日は、日本作家クラブの初代理事長を務めた野村胡堂(1882-1963)の誕生日です。授賞式は11月12日(水)午後4時より神田明神内の明神会館にて執り行います。
選考会は10月10日に日本工業倶楽部で開催され、文芸評論家の郷原宏氏(委員長)、作家で第4回野村胡堂文学賞受賞者の吉川永青氏、当クラブの竹内博理事長の三名の選考委員による合議によって決定しました。

◆赤神諒さんのプロフィール
1972年生まれ。京都市出身。同志社大学文学部卒業。私立大学教授、法学博士、弁護士。2017年「義と愛と」(のち『大友二階崩れ』に改題)で第9回日経小説大賞を受賞し作家デビュー。2023年『はぐれ鴉』(集英社)で第25回大藪春彦賞を受賞。2024年『佐渡絢爛』(徳間書店)で第13回日本歴史時代作家協会賞作品賞と第14回本屋が選ぶ時代小説大賞をダブル受賞。他の著書に『大友の聖将』『大友落月記』『神遊の城』『戦神』『計策師 甲駿相三国同盟異聞』『空貝 村上水軍の神姫』『立花三将伝』『太陽の門』『仁王の本願』『火山に馳す 浅間大変秘抄』『酔象の流儀 朝倉盛衰記』『友よ』など多数。