毎日文化センター講座
「三国志」を支えた歴史と人物
『三国志』というテーマから、時代とそれを支えた人物像を、歴史の進行に合わせて読み解いていきます。
劉備、曹操、孫権、あるいは関羽、張飛、諸葛孔明などと人物名が登場しますが、時代を動かしたのは、決して彼らだけではないので、名脇役を紹介します。
また、「魏志倭人伝」とはよく聞くフレーズですが、卑弥呼の登場も『三国志』の一部であることは、あまり知られていません。
それは日本の『三国志』が、五丈原における諸葛孔明の陣没で終わってしまうからです。
しかし、晋に統一されるまで、まだ46年も残っているのです。
今回の講義では、あまり語られない後半部分にも焦点を当て、如何に三国が一国に収斂していくかを前期後期の一年をかけてお話ししていきます。
◆講 師
塚本靑史(歴史小説家)
1949年倉敷に生まれ。同志社大学文学部卒。
95年~塚本邦雄創刊歌誌「玲瓏」発行人を務める。
96年『霍去病上/下』で文壇デビュー。
2012年『煬帝上/下』で第1回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。
同年より日経ビジネスオンライン(ネット新聞)に『サテライト三国志』を250日間連載。
14年『サテライト三国志上/下』で第2回野村胡堂文学賞を受賞。
現在までに著書は48冊。共著をいれれば50冊を超える。
20年短歌研究社が「塚本邦雄賞」制定。顧問となる。
◆カリキュラム
回数 |
内容 |
主な登場人物 |
第1回 |
黄巾の乱~平定 |
張角、劉備、関羽、張飛、何進 |
第2回 |
汜水関の戦い~長安遷都 |
孫堅、董卓、呂布(貂蝉)、蔡邕、王允 |
第3回 |
皇帝劉協の長安脱出~官渡の戦い |
劉協、李催、張済、公孫瓉(趙雲)、劉虞、袁紹(関羽)、袁術、孫策、于吉 |
第4回 |
劉備の転戦と赤壁の戦い |
劉表、孫権、周瑜、橋姉妹、華佗 |
第5回 |
曹操の魏王(公)、劉備益州制圧 |
劉璋、張魯、馬超、黄忠、張遼 |
第6回 |
後漢の終焉と三国分裂 |
曹丕、甄夫人、曹植、呂蒙、陸遜、馬良 |
◆講 習 日
第3火曜日 10:30~12:00 全12回/前期6回
5月18日~10月19日[5/18、6/15、7/20、8/17、9/21、10/19]
※途中入会可
◆受 講 料
18,480円(税込・6回分)
◆設備使用料
900円(税込・6回分)
◆お申し込み方法
◇ご入会には、入会金5,500 円(税込・70 歳以上免除)が必要です。
会員証は3年間有効で、他講座受講も可能です。
定員に満たない時は、中止になる場合もあります。
◇入会金および受講料と所定の申込書を添えて毎日文化センター受付へ直接または郵便振替でお申し込みください。
◆お申し込み先
[毎日文化センター]
住所:〒100-0003 東京都千代田区一ッ橋1-1-1 毎日新聞社1階
ホームページ:http://www.mainichi-ks.co.jp/m-culture/each.html?id=1050